玉ねぎ・チョコレートなど、死につながる恐れのあるものも!!

好奇心旺盛な猫がキャットフード以外の飼い主さんが食べているものを欲しがることはよくありそうですね。『昔の飼い猫は人間の食べ残しをたべていたのだから大丈夫かな。』なんて、安易に考えていたら猫を病気にしてしまうことになる。なぜなら、いわゆる【猫まんま】という、ご飯にみそ汁をかけたものを与えていると、塩分の摂りすぎや栄養の偏りのために、現代の飼い猫よりも平均寿命はかなり短かかったものだった。その点で、キャットフードは栄養バランスを考えて作られているので、健康寿命をのばすのに役立っている。

 また、人間の健康には良いとされている食べ物が、猫にとっては毒にしかならないものもある。例えば玉ねぎ(長ネギも)は、猫の血液中の赤血球を破壊して、貧血をおこしてしまう。青魚を大量に摂ると黄色脂肪症に。レバーを大量に摂るとビタミンA過剰症になるなど、猫にキャットフード以外のものを与えると、思わぬ事態を招きかねないのだ。もちろん、人間と同じように甘いものや油分の多いものも要注意!万病の元でしかない肥満を招いてしまうだけではなく、チョコレート(カカオ)のように、心臓や中枢神経系などに悪影響を及ぼし、死に至ることもあるから安易に与えては絶対にいけない。おいしいものを一度でももらえば、次も欲しがって盗み食いをするようになることにつながって、大事故になってしまうことも考えられる。気を付けよう!

 

猫まんま     塩分過多・栄養の偏り

        (心臓、腎臓に悪影響)

玉ねぎ(長ネギ) 血液中の赤血球を破壊し、貧血 を起こす

        (腎臓の糸球体に悪影響を与え、じん不全に。)

青魚       大量に摂ると黄色脂肪症に

レバー      大量に摂るとビタミンA過剰症に

チョコレート   心臓や中枢神経や呼吸、腎臓に悪響を及ぼし、死にいたることも