猫は歯で噛みちぎっているだけ。胃腸でゆっくり消化している!

猫の食事の様子を見ていると、舌でフードをすくい取って頭を上下させて口の奥に運んで飲み込む。その一連の動作を見ていると、ほとんど噛まずに餌を飲み込んでいるのがわかる。そんな食事の仕方で、食べた餌をきちんと消化吸収できているのであろうか。

 実は猫には、【すりつぶす・噛み砕く】役割を果たす歯が無い。前歯で獲物の毛や羽、肉をむしる。奥歯で切り裂く、噛みちぎるだけなのだ。

 つねに他の動物から襲われたり、獲物を奪われたりする命の危険と隣り合わせだった野生時代の猫たちに、ゆっくりと咀嚼して獲物を食べている余裕などあり得なかった。そのため彼らの食べ方は、手っ取り早く獲物を解体し、とりあえず飲み込んでから、ゆっくりと胃腸で消化するという進化のスタイルとなったのである。だから、丸飲みスタイルでも大丈夫!心配はいらない。

 

猫は咀嚼しない。

前歯は獲物の毛や羽をむしる役目、奥歯は切り裂く、噛みちぎる役目

舌が反応していやがるのは『苦味』『酸味。』

食べ物が腐っていたら、危険だから。

獲物を解体  飲み込む  ゆっくり胃で消化