かゆみの原因はノミ、皮膚炎、内蔵の病気などさまざま
毛づくろいの最中に、爪を出してバリバリバリッ!なんだか「あ~、かゆいかゆい!」と言いたいような掻き方だ。もしかしてノミがたかっているのかも?
初夏から秋にかけて、高温多湿の時期はノミやダニにとっては好条件。1年中快適な環境で過ごす飼い猫にとって、今や冬も安心はできない。逆にホットカーペットは彼らの絶好のすみかになるなど、冬ならではの問題もあり、1年中ノミ・ダニ対策が必要だ。
だが、かゆみを引き起こす原因はノミやダニだけではない。搔いている部分の毛をかき分けて、皮膚の状態をチェックしてみよう。毛をかき分けても、ノミは逃げて見えないことがある。お尻やお腹の毛をかき分け、ゴマよりも小さい黒いつぶつぶがあれば、ノミのフンである可能性が高い。フンがあれば、当然ノミがいる。まずシャンプーで全身を洗い、ノミ・ダニの駆除薬をつけて様子を見よう(ノミの卵の落下にも注意)。
また、かゆがっているところの皮膚が赤く炎症をおこしていたり、ケが抜けてはげていたりすれば皮膚炎の疑いがある。何かの拍子に肌を傷つけ、そこが腫れてかゆい、かさぶたがかゆいということもある。はフケは.普通の状態でももちろん出るが、特に目立つなら病気のサインかも。
猫のフケが目立つなら、何か病気のサインかも!