外への興味を適度に満たしてあげれば、脱走の危険は少なくなる
もともと野良猫暮らしをしていた猫や、たまたま脱走して外遊びが気に入った猫は、その後も脱走を試みる可能性が高い。一度、その世界を知ったからといって必ず外遊びをさせなければいけないということはないが、外に行きたがって網戸を破ったり、人間の隙をうかがって玄関から飛び出そうとしたりするようでは危険なので、猫の外遊びへの欲を満たすために散歩をさせてみよう。
準備するものは①ベスト型のハーネス(首輪にリードでもよいが、体から抜けにくいベスト型のハーネスのほうがおすすめ)②緊急時に猫を避難させるキャリーバッグまたはペット用カート③ちょっとしたおやつの3点だ。
時間はなるべく毎日同じ時間が望ましい。猫は犬と違ってリーダーに従って行動しないため、ハーネスやリードでコントロールしながら歩くのは難しい。猫のきのむくままのペースで散歩することになるので、1時間は最低かかる気長な散歩をそうていしておこう。基本は猫の行きたい方向に歩かせるが、草むらに入るとノミやダニ、除草剤などの毒と接触することがあるので要注意。また犬や外猫との接触は、ケンカでケガをしたりさせたりといったトラブルや、病気を媒介したりする危険性もあるので、なるべく避けたほうがよさそうだ。
猫と散歩をしてみよう。
準備しておくのは、ベスト型のハーネス・キャリーバッグ・猫用のお気に入りのおやつ
猫の散歩には1時間はかかることを想定して、気長にお付き合いしよう。