飼い主が耳の中をチェックすることで、病気を早期発見できる。
猫が頭をふりふりしているとしても、虫などを見つけてその動きを追っている、あるいはオモチャに飛びかかろうとしているときなら、何の問題もない。
だが、頭を振るだけでなく、足で耳を掻いたりしているなら、虫が耳の中に入ってしまい、気持ち悪いので頭を振っているのかもしれない。
まず耳の中をチェックしよう。虫が入っているようなら、室内を暗くして懐中電灯を猫の耳に向けると、光に向かって自然に虫は出てくる。猫が足で虫を押し込まないように注意しよう。
また、黒くて乾いた耳垢、湿った黒耳垢がたまっていたら、耳ダニまたはマラセチア(菌の一種)等がる。猫同士でうつるので、多頭飼いしているなら、耳ダニのいる猫は隔離しよう。また白や茶色、黒など色はさまざまだが、湿った耳垢の場合は外耳炎の疑いが。どちらも放っておくと聴覚障害を起こすこともあるので、早めに治療すべき。またこうした耳の病気は、耳の状態を見ることで早期発見できる。ぜひ定期的な耳チェックを心がけたい。耳垢がたまっていたら耳の掃除をしよう。綿棒ではなく濡らしたコットンで軽くぬぐう程度で大丈夫だ。耳が垂れているスコティッシュフォールドは、耳の通気が悪いのでこまめな耳チェックをしてあげたい。他の病気も疑われるので、早く獣医の診断をうけるべきだろう。
猫が頭を振り、歩き方もふらついている場合
重大な病気も疑われるので、早急に獣医の診断を受けよう。
➡脳に何らかの異常が発生している可能性が高い。
耳の病気は耳掃除で早期発見!定期的な習慣づけにしよう。