猫が目をひっかかないようにして、獣医処方の目薬を!

 ホコリなどが入って目に痛みを感じると、猫も目をこする。だが、こすればこするほど、目に傷をつけてしまい、かえって痛くなる。猫が目をひっかかないように押さえて、涙とともにホコリが出てくるのを待とう。その後、眼球をよく見て、傷がついたりしていないかを確認。何か異変があれば、獣医の目薬を処方してもらい、使用法を守って使おう。

 ホコリなどによる一過性の痛みやかゆみのほかに、結膜炎や角膜炎などの病気が原因でかゆみを感じ、猫が目をこすっていることもある。また多頭飼いをしている場合、前足でたたいたりひっかいたりする猫同士のケンカで、目を傷つけてしまうこともよくある。いつまでも充血が治まらず、かゆがっているようなら、こうした原因を疑ってみる。とりあえず、猫が目をひっかかないようにするのが先決。エリザベスカラーをつけておくと安心だ。結膜炎はウイルス性のものの場合、余暇の猫にもうつる可能性があるので、多頭飼いをしているなら隔離する必要がある。

 ペルシャ猫は、先天的にまぶたが内側にめり込んでいることも多く、長い毛が目に入りやすいので、目の病気には特に注意が必要だ。

猫が目をこすっているのを見つけたら…!

猫は結膜炎、角膜炎、ケンカで目を傷つけてしまうこともあるので、

一過性でない場合は、早めに獣医に診断してもらおう。

猫に目を欠かせないようにエリザベスカラー(動物用の保護具)をつけておくと安心だ。