おやつを使って覚えさせよう!
万が一の飼い猫の脱走などがあったときのために、出来るようにしておきたいのは、飼い猫を「呼んだら返事させる」こと。一番簡単なコミュニケーションなので、たいていの猫ができるようになる。
例えば、飼い猫の名前がタマだとする。「タマ」と呼びかけたとき、猫が「ニャア」と鳴いたら、すかさず「タマ、ニャア」とこちらも繰り返してやり、おやつを与える。呼んでも鳴かないならもちろんその時はおやつを与えない。
「タマ、ニャア」と繰り返し呼びかけることで、猫は自分の名前と「ニャア」という鳴き声の関連性を理解する。そして自分が呼ばれたときに「ニャア」と鳴くと、おやつをもらえるということも覚えてゆく。
これを繰り返していくうちに、おやつをもらえなくても「ニャア」と答えるようになっていくのだ。
実は猫はこちらの言うことをかなり理解しているらしい。
とは言っても声のトーンで意図を感じ取っているということだが、人間の1歳半~2歳半の子どもの知能があるからである。