すかさずウンチをチェック。お尻もふいてあげて。
猫がお尻を床にこすりつけていたら、すぐにトイレを見てみよう。ウンチが柔らかくて切れが悪い。逆に硬くて絞れず出し切れていないなど、お尻が気持ち悪くて床でゴシゴシしている可能性がある。お尻の状態もチェックしたい。もしお尻が汚れていたら、人肌程度に温かいお湯で湿らせたティッシュで拭いて、きれいにしてあげる。こびりついて取れにくくなっていても、強くごしごしこするのではなくて、ティッシュの水分を多めにして、ふやかすようなつもりで取る。赤ちゃん用のおしり拭きなどで代用してもよいが、猫が後でお尻をなめることを考えると、お湯がベターである。
また、ウンチが原因ではなく、お尻の穴の近くにある、においの分泌物がたまりすぎておこる肛門嚢炎(こうもんのうえん)でお尻をこすりつけることがある。この場合はお尻をこすりつけるだけでなく、しきりにお尻の辺りをなめるので、こすっているのを見つけたら、しばらく猫から目を離さずに、様子を観察しよう。お尻を床にこすりつけるのが目的ではなく、後ろ足にケガなどの異常あり、歩くと痛いのでお尻で歩いていることもある。体をそっと触ってみて、痛がるところがないか、チェックしよう。
たまにではなく毎回お尻で歩くようなら、汚れではなく病気の可能性が高い。速やかに獣医の診断を受けることが何より大切だ。
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お尻の周りに残ってしまったウンチをこすり落とそうとしている場合に気づいたら、温かい濡れティッシュで拭いてあげよう。
肛門嚢炎の場合はお尻をこすりつけて、お尻の辺りをなめる行動があるので、 速やかに獣医師の診断を受けよう。