月に1回程度ならシャンプーをかねて入浴してもよい。
ほとんどの猫は水が苦手。お風呂場は温かいので好きだが、入浴はまっぴらごめん!というのが普通。まれにお湯につかるのが好きな猫もたまにいるのだが…。
入浴は疲れがとれるし、リラックスして健康に良さそう…ではあるが、猫によってはいくら好きでも頻繁な入浴は皮膚病などの原因になる場合もある。
お湯で手を洗うとかさかさになることからもわかるように、お湯は表皮の油分を奪ってしまう。体毛の薄い人間は毎日皮膚を守るために体から油分が出てコーティングされているが、猫の皮膚は毛で覆われているため、油分をそれほど出さなくても守られている。つまり、人間は毎日入浴しても表皮の油分が補われるが、猫は油分が足りなくなり、肌がかさかさになってしまうのだ。油分は肌を刺激から守るバリアーの役割をしているので、油分が足りないとちょっとした刺激でもかゆみを感じるようになり、皮膚をかきこわしたりしてしまう恐れがある。
短毛種の場合は必要ないが、長毛種なら月1回程度シャンプーして、毛の絡まりを取って汚れをおとすと良い。短毛種も月1回程度、短時間なら入浴させて問題はない。入浴が済んだら必ず毛を良く乾かすこと。体が濡れたまま長時間過ごすと、猫も風邪をひいたりするからだ。
入浴が済んだら必ず毛を良く乾かすこと!風邪をひく原因となる場合がある